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本当は山口調整池の方が正式名称です。ここは川をせき止めたいわゆるダムではなく、水は30キロほど離れた筑後川から導水管を通って運ばれてきたものです。なぜわざわざそんなことを、と思われる方も多いでしょう。実はここは筑紫野市や太宰府市が使う水ではなくここからさらに北にある福岡市のための水なのです。
福岡市は120万以上の人口を抱えながらも市内を流れる大きな川がなく、いつも渇水に悩んでいます。そこで目をつけたのが九州1の大河筑後川です。今は久留米の地から導水管を引き福岡市の約30パーセントの使用量をまかなっています。ただ、久留米は平野部にありダムが作れません。筑後川の水が減ったときや、導水管に異常が起きたときは困ったことになってしまいます。そういった事を防ぐために福岡市と久留米市のほぼ中間に作られたものがこの天拝湖なのです。
貯蔵できる水の量は約400万㎥、これは筑後川から福岡市に送られる水の量の約3週間分にも相当する量です。
余談になりますが、ここには珍しい還流式のトイレ(水がいつも流れている)があります。
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